登山における朝の光
やまスクの北村です。
明けましておめでとうございます。今年もやまスクをよろしくお願いいたします。
日も上がる前から活動し始める登山においては、朝の光は山肌や草木を赤く美しく染めるだけでなく、体を温めてくれる希望の光でもあります。
今日は1年の始まりということで、個人的な朝の光ベストショットを集めてみました。
*初日の出ではありません…。
北アルプス白馬岳稜線から迎える日の出(2016年6月)
風も強い朝でしたが、日の光を浴びてぐっと体が温まりました。同行した山仲間がかがみこんで写真を撮る様が朝日に祈りを捧げているように見えました。
前日に白馬岳の登頂を済ませ、この後杓子岳、白馬鑓ヶ岳、不帰ノ嶮、唐松岳と縦走という、念願のルートを歩くことができました。
秋進む鈴鹿山脈鎌が岳山頂から朝日を浴びた木々(2016年11月)
武平峠に車を止め、夜明け前から登り始め1時間。鈴鹿山脈の鎌が岳山頂にて撮影。
朝の光が朝もやに霞んでいます。(ハレーションが入っているのはご愛敬)
鎌が岳は山頂からはこの写真の方角の他に撮影スポットとして、山頂からの鎌尾根方面、鎌尾根に5分ほど降りたところの急斜面があります。
積雪期もきっと美しいところでしょう。今シーズン中に撮影に行きたいと思います。
南アルプス仙丈ヶ岳からのピラミダルな光芒(2016年5月)
日の出前に北沢峠を出発。森林限界に到達し、目指す仙丈ヶ岳はガスの中。また風も厳しい状況。
どうしたものかなと山仲間と停滞している時に、厚い雲の向こうから光芒が差しました。
天岩戸を開いて天照大神が現れる時はこんな感じなのか、と思いました。
その後意を決して登頂再開。強風の仙丈ヶ岳のピークに立ち、無事に下山したのでした。
北アルプス槍ヶ岳の焦げつくような朝焼け(2014年9月)
北アルプスの新穂高温泉から笠新道を通り笠ヶ岳へ。
翌朝槍ヶ岳を目指し夜明け前に出発。
途中の抜戸岳から撮影。赤黒い雲に、感動するような恐怖するような気持ちになりました。
これ以上の朝焼けはみたことがありません。
最後に
本年も登山者の皆さんがたくさんの感動を得られますよう願っております。